歯茎を大事にすることが歯を大事にすることに

歯を守る歯茎について

歯と歯ぐきの付着部分には、上皮付着と結合組織付着という、2種類の付着があり、生体内への細菌の侵入を防いでいます。 付着部分はどうしても連続した上皮よりも弱いですから、リンパ球やマクロファージといった、免疫防御に関係する細胞が多数存在しています。 このリンパ球やマクロファージが歯周病原細菌の侵入に対し免疫力を発揮するためには、先ほど述べた腸管免疫での抗原提示が必要となります。

口の中にいる歯周病原細菌は、食事と一緒に消化管の内部に取り込まれます。 そして小腸まで行って、パイエル板で抗原提示を受けることになります。 パイエル板で抗原とみなされた歯周病原細菌が歯周組織で繁殖すると、リンパ球が歯周組織までやってきて、抗体を立菌を攻撃するというわけです。 一方、口の中かないようになっていて、このことからも、宿主と共生していることがわかります。

この特異的な免疫機構のほかにも、唾液のなど細菌の繁殖を抑制する抗菌物質が原細菌から体を守る免疫機構が発達している固形の発症に深くかかわっています。

歯ぐきの健康に必要な栄養素はこれ!!

歯ぐきや歯を支える骨を健康に維持するためには、さまざまな栄養素が必要です。 その中でも特に重要なものとしては、歯や骨の基質となるタンパク質、歯ぐきのコラーゲン線維の形成に重要なビタミンC、鉄(ヘム鉄)、亜鉛など、また骨や歯の石灰化に重要なカルシウムと、カルシウムの代謝に重要なマグネシウムなどがあります。

まず歯ぐきですが、歯ぐきの表面は粘膜でおおわれています。 皮膚も粘膜も上皮なのですが、常に外界からの刺激にさらされている皮膚や粘膜は、新しく作られては垢として剥がれ落ちていくという、ターンオーバーを繰り返しています。 この上皮のターンオーバーに必要な栄養素として、亜鉛やビタミンB群などがあります。 これらの栄養素が不足すると、上皮のターンオーバーが正常に行なわれず、炎症に対する抵抗性もまた低下してしま皮膚のターンオーバーの周期は8~9日であるのに対し、口腔粘膜のターンオーバ1~数日と非常に短いため、亜鉛やビタミンB群の不足は粘膜の不調となって現れやすいのです。

また、粘膜の下には粘膜固有層という部分があり、ここは主にコラーゲン線維でできています。 コラーゲンはアミノ酸から合成されるタンパク質の一種ですが、アミノ酸のほか、鉄やビタミンCなどの栄養素も必要になります。 このため鉄やビタミンCが欠乏すると、粘膜が脆弱となってしまい、炎症による破壊を受けやすくなります。 鉄欠乏性貧血や壊血病(ビタミンC欠乏)では歯肉からの出血がみられますが、これは粘膜固有層のコラーゲン合成が障害されることで、歯肉の健全性が維持できなくなるために起こるのです。

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